OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
main-image

AYAKO SONE

曽根 亜也子 (左)

40歳
会社員
神奈川県出身
バイセクシュアル

#009 2016年4月撮影

言葉や行動を偽る必要がなく、自分らしく在ることができる日常を

何も意識せずに生きてこられるというのは本当に幸福なことです。

この当たり前のことが、LGBT当事者には当たり前ではなかったりします。

私は本来の性格か家庭環境のお陰か、自分のセクシャリティを

早くから認識していても、あまり悲観的な青春時代を送りませんでした。

好きになる相手の性別が女性であっても男性であっても何であっても

誰にも脅かされる謂れは無いと、頭でっかちで怖いもの知らずな少女でした。

20代になって、家族や友達へのカミングアウトで、相手に拒否されたなら

その人とはそういうご縁だったと割り切った覚悟がありましたが

幸い、家族も友達も今までと変わらず私を受け入れてくれました。

思えば本当に幸運なカミングアウトでした。

でも、同じセクシャリティの友達や恋人ができ、他人と人生を交差させてみると

自分の性指向のために悩んだり、葛藤したり、家族との確執を抱えて

辛い青春時代を過ごしてきた人もいるということを目の当たりにしました。

自分の生きる小さな社会や大切な人たちに、自分という存在を否定される絶望を

当事者の私でさえ、その闇の深さを想像していませんでした。

40代の今、私はどこにでもいる一般的なサラリーマンです。

付き合って8年目のパートナーと暮らす家があり、甘える猫に癒されて

毎日疲れたと言いながら他愛もないおしゃべりで眠りにつく。

どこにでもあるような日常ですが、心から信頼できて、本当に愛しいと思える相手と

人生を共にすることが出来る幸せは何にも代え難いものです。

今回、「OUT IN JAPAN」プロジェクトに参加し、私と彼女のカミングアウトが

ごく普通の人のロールモデルとして、悩める若い人たちの

小さな光のひとつになればと願っています。

SUZUKA KAGIYAMA

鍵山 涼香 (右)

34歳
会社員
三重県出身
レズビアン

#009 2016年4月撮影

カミングアウト…10年前の自分には、

今の自分は想像もつかなかった。

深く考えたワケでも、悩んだワケでもないけれど、自然とこの場に立てたのは、

想いを受け入れてくれた家族、

想いを共感してくれた友人、

想いと共に生きてくれる恋人、

がいたからだ。

人生は何が起こるかわからない。

人も環境も時代も変化していく。

でも大事なものはちゃんとある。

大切な人達と笑って過ごす。

そんな日々が続けばよい。

10年前はカムアウトなんて

絶対しない!っと思っていた。

でも今はしている。

それが今のありのままの自分だから。

次の10年後、自分が、世の中が、

どう変化しているのか楽しみだ。