OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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HARU SAKAI

酒井 ハル (右)

36歳
会社員
タイ バンコク出身
レズビアン

#015 2018年5月撮影

物心ついたときから恋愛対象は女性でした。
初恋は保育園のとき。担任の先生を好きになりました。
小学生になってからも好きになるのは女の子ばかり。友だちが好きな男の子の話しで盛り上がる中、女の子ばかり好きになる自分は病気なのかもしれないと悩んでいました。
そんなある日、友だちから「私は女の子が好きなんだ」とカミングアウトされました。その瞬間、私だけではなかったんだ!同性を好きになってもいいんだ!と、自分がレズビアンであることを自覚しました。
中学生になって初めて女の子と付き合いましたが、そのときは同性と付き合っていることを誰にも言えませんでした。
人を好きになるのに男も女も関係ないのに、どうして堂々とみんなに言うことができないんだろう。もやもやした気持ちを抱えたまま、初めて母にカミングアウトしました。
母は「あなたの人生なんだから好きに生きなさい」と言ってくれました。その一言で肩の力が抜けて、自分の気持ちに正直に向き合うことが出来るようになりました。
それからは、自分がレズビアンであることを少しずつ親しい友人にカミングアウトすることが出来るようになりました。
そしていま、一生共に生きていきたいと思える彼女に出逢うことができました。
コソコソ隠れて生きるのではなく、これからは彼女とふたりでもっと堂々と胸を張って生きていきたい。今回、このOUT IN JAPANをきっかけに親しい友人だけでなく、世界中の人にカミングアウトしたいと思います。
いつか近い将来、LGBTの誰もが私たちのように自分の気持ちに正直に堂々と胸を張って生きていける世の中になりますように。
誰を好きになってもいいんだよ!

ASAMI SAKAI

酒井 麻美 (左)

30歳
会社員
神奈川県出身
レズビアン

#015 2018年5月撮影

「フツーの人生を送りたい」
30歳目前となった頃、身近な友だちは揃って結婚・出産ラッシュ…
私にはハルというパートナーがいましたが、周囲にはカミングアウトしていなかったため「恋人がいるのに結婚しないの?」「タイムリミットがあるんだから、早く結婚して子作り始めた方がいいよ」という言葉をかけられ続けていました。
私だって、誰からも祝福される結婚式を挙げて、当たり前のように役所に行って入籍して、マイホームを買って、子どもを育てて、お手本のような人生を送りたい!
けれど、同性同士であるが故に、それらを諦めなければいけないという失望感と、周囲から取り残されたような寂しさを抱いてました。
それでも、私はハルと共に歩んでいきたいという気持ちは変わりませんでした。
交際2年目のクリスマス。結婚指輪と108本のバラを手に「同じ苗字にならせてください」というプロポーズを受けました。
そして3年記念日には沖縄で挙式を挙げ、マイホームを購入し、同じ苗字になり、同性カップルでも異性カップルと同じことが出来るんだということに気付きました。
同性同士では何もかも出来ないと諦めていた私自身にこそ、偏見があったのかもしれません。
ただ一方で、いまの日本では婚姻届は受理してもらえず、異性婚には当たり前のように認めているあらゆる権利を認めてもらえない現状もあります。
それでも、私はこれからもハルとふたりで日々のささやかな幸せを実感できる家庭を築き、フツーの人生を歩んでいきたいと思っています。
近い将来、日本でも同性婚が認められて、LGBTXの誰もが自分の思い描いている未来を自由に選択できる日が訪れることを願っています。