OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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haruki hashiguchi

橋口 晴樹

34歳
調理師
福岡県
FTM

#005 2015年11月撮影

僕がカミングアウトする事に1番勇気が必要だった相手は、ズバリ母ちゃん(笑)!

出来る限り混乱させない様にと、色んなGIDの本を読み漁り、自分に近い本を選んで準備していたのですが、中々言えずにいたある日、突然母に「あんたが男になりたかろうが、例えば宇宙人だろうが、私は受け入れるよ!」と言われ、とっさに「男になりたいんじゃなくて、男なんだ!とにかく宇宙人ではない!」とオカシなカミングアウトをする羽目になりました(笑)

それから3日後に温かい手紙を貰い、その時に「本当は、こんな本用意してたんだ、気が向いたら読んでよ。」と渡す事が出来、母も読んでくれました。

今では僕は、九州でGIDの団体を立ち上げ3年目を迎える事が出来、他団体さんとのコラボイベントや、TVや新聞の取材や、講演を依頼して頂いたり、個人的には沢山の手術も終え戸籍の性別も男になり、元々の調理師の仕事に復帰出来、近い将来結婚も考えています。

母は、その全てを応援してくれていました。

そんな母が一度だけボソッと言った言葉を今でもたまに思い出します。

「ちゃんと産んであげられなくてごめんね…」

そんな事思わせてしまってごめん!とずっと思ってた。

だから、いつか伝えたい事と聞きたい事があります。

「産んでくれてありがとう!少しは自慢の息子になれたかな?」

カミングアウト=みんながHAPPY!

カミングアウト=勇気がある人達!

と言う風には僕は思いません。

人それぞれ事情があり環境もタイミングも違うので!

だから僕は背中を押すのではなく、誰かのカミングアウトに対してもし僕に出来る事があるとしたら、こんな風に自分の体験談を話す事や、今悩んでる人達が選んだ選択肢がカミングアウトだった場合、上手くいきます様にと願う事くらいです。

“We are all different and all wonderful.”

(みんな違って、みんな良い!)