OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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KAZUKI OOGA

大賀 一樹

27歳
臨床心理士(スクールカウンセラー)
島根県出身
MTX

#009 2016年4月撮影

私は、人生で何度も「カミングアウト」をしてきました。ストレートの人にはもちろん、時にはLGBTの人たちへのカミングアウトも行います。というのも私は、見た目では容易に判断できないXジェンダーという性のありようを自認しています。

私は20年間、自分が何者かわからないまま成長してきました。だけど一人のカミングアウトによって、自分を知ることが出来たのです。それは、ある一人の同じXジェンダーの友人によって行われたものでした。今でも記憶に鮮明に覚えています。

目に見えない何かを信じることが難しいこの時代に、その友人は、この私自身の感覚を受け入れようと努め、そして「ありのままでいていいんだよ」というメッセージをいつも与えてくれました。それは何とも表現しがたい心地のよい感覚だったのです。

私がXジェンダーをカミングアウトする理由。それはかつての私のような、「何者か分からない」と悩む人が少なからず存在することを、何よりも知っているからです。そして、「ありのままでいいんだよ」と伝えることで、如何に気持ちが変わるのかを、何よりも知っているからです。

そして私のカミングアウトによって、少しでも自分を知ることができた誰かがまたいたとしたら……。その心地よさをまた、他の誰かに伝えるべく、勇気あるカミングアウトのバトンを繋げていってくれることを、心から願っています。