OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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Kenichiro Kuroiwa

黒岩 健一郎

40歳
3DCDデザイナー
千葉県出身
インターセックス/ゲイ

#001 2015年3月撮影

僕のセクシュアリティはゲイです。小さな頃から身体も弱く華奢で、女の子に間違われる事がありました。その度に親には男らしくしなさいと言われ、男らしさってなんだろうと悩んだ時期がありました。はじめてのカミングアウトは中学生の時、幼なじみの親友でした。親友は「なんだ、僕も同じだよ」と、なんと彼も同じゲイでした。その後、親友と初めて新宿二丁目に来て、ここには自分と同じような人達がいるんだ!と初めて安心しました。

33歳、体調不良がきっかけに染色体検査をし、クラインフェルター症候群と判明しました。2011年、毎日新聞の「境界を生きる」の取材を受け記事になった時、両親にカミングアウトしました。両親の言葉はとても好意的でした。

クラインフェルター症候群とは性染色体が通常の男性XYのところ、X染色体が一つ多くXXYです。過剰なX染色体が原因で睾丸が未発達になり男性ホルモンを作ることが出来ません。色白で髭や体毛の少ない中性的な容姿でした。他人と違う原因が性染色体の異常だと判明してから、親しんだ身体を手放す事に悩み、一時は女性ホルモン補充療法で女性になることを考えてましたが、戸籍の性別や体調不良とセクシュアリティの都合により35歳から男性ホルモン補充療法を開始、現在は健康な身体を得て生活しています。

僕と同じような境遇の人達はLGBTの中でもごく少数で、まだ数人しか会った事がありません。性分化疾患の知識や情報が少なく、世の中であまり認知されていない為カミングアウト出来ずに苦しんでいる方もいると思います。

僕のカミングアウトが誰かの勇気に繋がればいいなと思ってます。