OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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KIKO INUI

乾 紀子

21歳
大学生
和歌山県出身
バイセクシュアル

#011 2017年10月撮影

私がまずカミングアウトした相手は中学一年生の頃からの親友でした。二人でドライブしている時に切り出したのですが、口から心臓が出そうなほどドキドキしたのを覚えています。今では中学高校大学、それぞれの友達が私のセクシャリティを受け入れた上で付き合ってくれています。その際に身をもって感じたことは、「人々にとって、関わる人のセクシャリティというのはその人の一部でしかない」ということです。もしかすると、強い偏見を持っている方にとってはセクシャリティというものがその人のすべてになりうるのかもしれません。しかし少なくとも私の友人たちはセクシャリティを私の一部として、例えば、血液型が自分とは違うんだ、というような認識で受け入れてくれました。そのため、私にとってのカミングアウトは友人に自身のことを少し詳しく自己紹介したような感覚です。一番嬉しいのは、恋愛話ができるようになったことだと感じています。また、最近は母にもカミングアウトをしました。私の母はお世辞にも寛容な人とは思えず、普段の発言にも偏見の片鱗が見えていました。しかし、いざ話してみると彼女のことを娘のパートナーとして受け入れてくれました。このように、カミングアウトというのは本人にとっては一大事ですが、周りからすると、実は大したことではないのかもしれません。カミングアウトをしてもしなくても、あなたがあなたということに変わりはないのですから。もちろん無理にカミングアウトをする必要はありませんが、言えないことに苦しんでいるのなら、一歩を踏み出してみてもいいと思います。性別にとらわれず、皆が生きやすい社会になりますように。