OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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koyoomi matsuoka

松岡 暦臣

31歳
LGBT集客コンサルタント、セミナー講師
愛知県
FTM

#005 2015年11月撮影

幼稚園時代までは、自分と同じ感覚を世の女性が皆持っていると感じていた。

・伸ばさなきゃいけないから髪を伸ばしている

・異性を好きにならないと社会的に良くないから好きなふりをしている

そうじゃないと気づいた小学校時代から、第二次性徴も始まり、正直自分が何者なのか良く分からない時代が続いた。

親に心配をかけたらいけない・・・

そう思って、男性と付き合ってみたこともある。「そうすれば治る」という言葉をどこかで見たし、それで変われるなら楽だと思った。

高校時代には、かなりショックなことが重なった。

自分は男ではなかったのだという現実を叩きつけられたような、トラウマとなる出来事だった。それが原因で、約7年間闇の中にいたのだが、今思い返すとその長さに自分でも驚くほどだ。

女性営業として大学卒業後働いたこともある。耐えようと思ったけれど、どう頑張っても無理だった。

その後、書いていた携帯小説の読者さんがアメリカにいて。

思い切って日本を離れたのが、大きな転機だった。堂々と歩くトランスジェンダーやゲイカップルの楽しそうな姿に、奮起したから。

その後、最進学・再就職をし、戸籍も男性に変え、妻を持つことができた。そして、今では結婚式場様や企業様にLGBTに関する講習も行わせて頂けている。

いつも胸にあるのは、2つの想い。1つは「僕が闇にいた7年間を、これから世に出る方々には過ごして欲しくない。」と言う想い。

2つめは、カミングアウトをするか悩んでいる方に対して、「何も引け目を感じることはない。実は素晴らしい個性なんだよ。」と言う気持ち。

現在働いている会社の方々に本気で理解してもらおうと動き、会社の方々も理解しようとしたこと。そして今、同じ会社に二人の後輩が入るキッカケとなれたこと。

自分の境遇を包み隠さず話すようになり、今までよりずっとずっと人生が楽しい。

自分の親、妻、友人、会社の仲間、出逢った全ての人に感謝しています。