OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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MAKO WATANABE

渡邊 真子

29歳
会社員
宮城県出身
レズビアン

#008 2016年3月撮影

「カミングアウトなんてしなくても生きていける。わざわざ好きになる対象が同性です、なんて言う必要あるの?言わなくても問題なく生活できてるし、自分から波風立てるようなことするのは面倒だなぁ。たまに苦しくなるけど、クローゼットでいいじゃん。」

これが、以前のわたしのスタンスでした。

わたしの中で、恋愛対象が同性であることは、好きな食べ物や好きな色、好きなこと(趣味)などと同列で自分を構成するもののひとつに過ぎないと思っています。

だけど、なくてはならないもの。ないと自分じゃなくなっちゃうもの。

好きな食べ物や趣味は聞かれたら迷わず答えられるけど、「彼氏いるの?好きな人いるの?」って聞かれると「いませんよー!」って、なるべく笑顔を作って答えてしまう。相手に不審がられないように。

聞かれて、答えられないのは、カミングアウトして相手に拒絶されたり、嫌われたり、気持ち悪いって思われたりするかもしれないから。

言わなければ良好な関係でいられるけど、言えば崩れてしまうかもしれないから。

それがこわくて言えなかった。

そんなわたしが今回、名前、職業、セクシュアリティを出してカミングアウトしています。

きっかけは、このOUT IN JAPANのボランティアに参加させていただいたこと。

自分はカミングアウトしないけど、カミングアウトする方のお手伝いが出来たらいいな、と思いボランティアの応募をしました。

参加者の皆さんの緊張した表情が笑顔に変わっていく瞬間、撮影後の誇らしいような表情を真近で見ていたら、

「わたしも参加したい。」という気持ちが湧き上がってきて急遽当日受付で撮影していただきました。

わたしがOUT IN JAPANで勇気をもらったように、わたしが誰かの勇気になりますように。

願わくば、カミングアウトなんて必要のない社会になりますように。