OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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Rikako Sugiura

杉浦 理香子

25歳
医療職
静岡県出身
FTX

#007 2016年2月撮影

自分自身に違和感を感じ始めたのは小学生のとき。そのときからずっと隠し続けていることがある。

「あんたは男にはなれないんだよ」「お願いだから女らしくして」「どうしてそうなっちゃったんだ」「大丈夫そのうち治るから」敬愛する家族から会うたびに言われる言葉。その度にヘラヘラっと笑ってかわして、自分を守るためにたくさんの嘘をついてきた。本当は伝えたいことがあるのに。

「自分は性別違和があって、子供の頃から身体の性別に心を合わせられないことで悩んでいる。性同一性障害だと思う。」向けたはずの言葉は、声にならずにいつも消えてしまう。

今回このプロジェクトに参加したのは、家族にカミングアウトするきっかけにしたかった。もっと親孝行したいのに、気持ちがついていかず、会わない日が続いている。だけど、家族が会いたい娘の姿では会えない。傷付くのがわかっているから帰りたくない。それならいっそ、自分自身のことを少しずつ伝えてみようかなって思い始めた。伝えることが親不孝だとしても、今のこの現状を続けることも親不孝だと思うから。

カミングアウトをするのも、しないでいることもとても勇気がいること。あせらず、自分が選んだ道を進んで行けるといいと思う。自分のように目を背けていると、だんだん辛い気持ちでいっぱいになってしまうから、きちんと自分のことを認めてあげてください。

また、ありのままで居られる場所を作ることも大切で、同じようなセクシャリティの人とコミュニケーションを取ることで、孤独から開放されると思う。そんな安心できる居場所作り、誰かに承認してもらうこともカミングアウトに繋がるかなと思います。