OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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SAYAKA ASAMI

浅見 彩花 (左)

22歳
介護職
東京都出身
レズビアン

#015 2018年5月撮影

18歳の時に、家を出ました。親にカミングアウトしたのはその時です。話し合いもせずに、私が一方的に話して逃げました。
母は毎日泣いていたと聞きました。でも、それでも私は自由に生きたかったんです。自分を隠さず、愛する人と自由に生きたかった。

今は、家族との関係も良好です。私の恋人の事も、
「あの子」から「田村さん」になり、優しい声で「はるちゃん」と呼んでくれるようになりました。

どんな結果になるかなんてわからないけど、人生は1度きりです。
「カミングアウトしない」以上に辛い事は無いと、私は思っています。

どんな形でもいいから、思い切り吐き出して下さい。

HARUKA TAMURA

田村 陽霞 (右)

22歳
会社員
東京都出身
レズビアン

#015 2018年5月撮影

カミングアウトしていなかった前の職場で聞いた「同性愛者はどうも好きになれない」「病気だ」という心無い言葉を今でもたまに思い出します。私は聞いていただけなのにまるで自分に向かって言われているような気がしてなりませんでした。その方はきっとすぐ近くにいるなんて思わず言ったのだろうと思います。
普通に生活しているなかで私達にとって、そんな言葉以外にも心を痛めることや不利なことはたくさんありますが、それを乗り越えるためにも家族や友人にカミングアウトすることが出来て良かったと思っています。
私が「あの娘と付き合ってるから」と、母に言った時は「そうだろうと思ってた」、友達に言った時も「なんとなくそんな気がしてた」という反応でした。
あっさりとした言葉にホッとした反面、怯えて隠してないでもっと早く言っておけばよかった、と思いました。
カミングアウトをするのもしないのも自由なことですが、しないよりはしたほうが自分の幸せのためにも、恋人の幸せのためにもなるのかも、と感じました。
OUT IN JAPANという素晴らしい企画に参加出来たこと、とても有難く光栄に思います。