OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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Shuki Saga

佐賀 柊咲

25歳
契約社員
岩手県出身
FTM

#008 2016年3月撮影

私にとってのカミングアウト…
それは、今まで支えてくれた人達へ、
貴方の言葉で私は今、こうして胸を張って精一杯生きている、という感謝を伝える言葉。

私はFTM。それは何度悩んでも揺るがない。でも、女で生まれ生きて、急に男として上手く生活出来るか、社会に溶け込めるか、様々な逆境に耐えられるか。どんなに手術や戸籍変更をしても、生まれつきの男とは違う。それでも、その事実を受け入れFTMとして生きる覚悟はあるか。25年色々な体験をして、沢山の人と出逢い、心ない言葉も浴びて、鬱病と疑われる程悩んで。唇噛んで、胸引っ掻いて、もう生きてたくないと塞ぎ込んだ日々を超え。自分らしく生きるとは何か、自分が何か、この先どう生きたいか、真剣に自分へ何度も何度も問いかけ、ようやく答えを絞り出して言える様になった「FTMとしての俺の生き方」

FTMの自分を受け入れる事さえ出来なかった時期は、周りと向き合うことも心を許せる場所も無く辛かった。でも、ある人に「お前の生き方は恥ずかしい事じゃない。だから堂々としろ」と言われた事で、周りと向き合う勇気を貰い、少しずつ自分とも周りとも向き合える様になった。周りにカミングアウトし始めてから、今まで浴びなかった嫌な言葉を浴びる機会も増えた。だから、立ち止まる事は沢山あった。それでも、その言葉があったから、向き合うことを諦めず、全部の声を受け止めて、逃げる事だけはしなかった。そして、支えてくれる人が増えた。私を「俺」として受け入れ、真剣に向き合って「人間として好き」と言ってくれる仲間が増えた。だから、超えるべき壁はまだ沢山あるけど、今はもう「男or女」じゃなくこれがFTMとしての俺の生き方、と心から言える人生を歩みたいと思う。

カミングアウトで悩んでいる方へ
カミングアウトは全てじゃない。でも、自分が悩んで出した末に踏み出した一歩先には支えてくれる誰かが必ず居ます。だから決して一人じゃない事は忘れないで