OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
main-image

YURIKO NISHIDA

西田 百合子 (左)

33歳
Dental Technician
東京都出身
レズビアン

#009 2016年4月撮影

私は今まで男性とも女性とも交際してきました。

男性に対しては家族のような愛情はありましたが、恋愛感情はなかったように思います。つまり恋に落ちるという感覚は女性に対してのみで、より自分自身が自然体でいられるように感じていました。

カミングアウトするかしないかを、良い悪いどちらとも思いません。

セクシャリティに関しては、自分自身を形作るほんの一部、一面にすぎず、大きな問題だとも思いません。

しかし、セクシャルマイノリティーだということで社会的に苦しい思いをしている人がいるのも事実です。

何かを得るためには何かを捨てないといけない時もあると思います。それを不公平と思わずに自分の生きる道を選択していくと良いのではないかと思います

 

HIROKA AKIYAMA

秋山 裕香 (右)

30歳
声楽家
群馬県出身
レズビアン

#009 2016年4月撮影

私はずっと自分の事を隠して生きてきました。

親友にも職場にも、もちろん家族にも。

ずっとストレートのふりをしていました。

自分のセクシャリティの事を欠陥だと思っていたし、恥ずかしくも思いました。

中でも特別、両親には言えません。

このようにして生まれてきた事を申し訳ない気持ちと、そのせいで両親が自分を責めてしまったら、という懸念から、一生言わずに生きていこうと決めていました。

ただ、ある人と出会って変わりました。

今の恋人です。

今まで何度も人を好きになった事はあるけど、初めての気持ちでした。

他人を愛するという事がどういうことか知り、私でも人を愛していいのだと知りました。

今では自分のセクシャリティを、自分自身を肯定し、誇りに思います。

自分に嘘をつかず、私はとっても愛されていて幸せだと言いたい。

生涯のパートナーだと心に決めた彼女との在り方を堂々と見せたい。

でもまだ自ら周囲にカミングアウトする勇気はない、そんな時この企画はとてもいい機会でした。

また、結婚という形を取れないこの日本で生きていく私の、彼女への愛の証明でもあります。

必死にひたすら隠してきたこの私が、彼女と共に写る写真を公開することで彼女への「結婚」以上の覚悟と気持ちが伝わればと思っています。

カミングアウトは難しいと思います。

私もまだ両親にはきちんと伝えていないし、伝えた後のことはわかりません。

タイミングにまかせて思い切るのもよし、保守的に考えて時機を見計らうのもよし、過去の私のように言わないと決めている人がいるなら、その人もきっと誰も否定しません。

ただ一つ言えるのは、マイノリティも生きているだけで輝いていて、少なくともここにいる我々は絶対に受け入れてくれることです。