思春期は、自分が男なのか女なのか、どうなりたいのか分からなくってめちゃくちゃ悩んだ。誰にも言えなくて、苦しんだ。高校時代に、とあるサイトでセクシャルマイノリティのコミュニティを作った。その名前は『身近なところから改革を』だった。
社会や法律が変わるのを待つんじゃなくて、自分の周りの人の認識や知識から自分が変えていっていこうと思って、少しずつ友だちや家族に伝えていったなぁと思い出す。

昔の僕だったら、こういう風に堂々と写真を撮って、なんて出来て無かったと思う。でも今は、『自分の姿が誰かの勇気繋がれば、自分の姿でこういう人もいるんだって思ってもらえれば』という気持ちがあるからこそできた。

カミングアウトはすごく勇気がいる。相手の反応、その後他の人にもバレるんじゃないかと怯えたりもする。無理してカミングアウトする必要も無いと思う。
でも、仲間がいる事は忘れないでほしい。仲間と繋がることで、きっと支えになるはずだから。