HIROKI MITSUOKA
光岡 宏基
22歳 |
学生 |
岡山県出身 |
ゲイ |
#013 2017年12月撮影
私のカミングアウトは決して良いものだけではありません。友人だった数人とは一切を決別したこともあります。しかし、良いことはありました。カミングアウトを逆手に、ゲイとしての自分をアピールすることで、世界の見方が変わりました。今までの閉じた世界が開かれたものになり、自分と人との距離感がつかみやすくなりました。
黙って卑屈になっていた自分が変わりました。もう楽になっちゃえ!と女友達にした初めてしたカミングアウトで、こんなに救われた気持ちになるとは思いませんでした。
確かにカミングアウトが必ずしも良いものとは言いきれませんが、タイミングよく踏み切ることが重要なことだと思います。私にとってカミングアウトは新しい自分の発見に繋がる大切なキーワードとなっています。
また、誰もが、カミングアウトは勇気のいること、頑張ってすること、もしかしたら拒絶されるかもしれない、はたまたこれで嘘つかなくていい、と1度は思うことだと思います。私もその気持ちをカミングアウトの度に何度も思い出します。カミングアウトは自分との戦いです。自分が何者なのかを自分で明らかにしていく過程です。他の誰かの為ではなく自分自身のための確認作業です。それ以上のことはありません。だから、無理にカミングアウトをして自分を傷つけることもありません。信頼出来る本当の自分を現せる人に、最初の1歩を踏み出してください。そのあとは成り行きです。明るく元気なワタシでいられるように気楽にいきましょう!