OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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HONOKA IWAO

岩尾 ほのか

29歳
会社員(技術職)
福島県出身
FTX/Aセクシャル/non-binary

#013 2017年12月撮影

他の皆様もおっしゃるとおり、カミングアウトって
本質的にはただの自己紹介の1つですから
するもしないも、自由にしていいと思うんです。

まあ、自分の場合non-binaryなのは
見ればわかるとは言われますけど(笑)

ただ、目に見えるモノだけがすべてじゃないのも事実です。

特に、”Aセクシャル”であるとカミングアウトした時
今回の企画でも「そんな人がいるの!?」という声には
当事者の中でもあまり知られていない事を痛感させられました。

ただ、それと同時に今回の企画に
勇気を振り絞って、参加表明してよかったと思いました。

世の中の娯楽なんかもだいたい無視されますからね、我々(笑)

しかも、カミングアウトしたところで
「粋がってるだけ。そんな人間存在しない。」って誤解されたり
誰とも仲良くなれないと勘違いされるところまでは日常茶飯事です。

なんか、社会人としてまっとうに生きてるつもりなのに
いつもどこか息苦しさを感じるし、楽しみも少ないし
「自分が何か悪い事しました!?」なんて思ったり。

でも、そういう状況を打破していくには
誰かが覚悟を決めて、堂々と前に出ていって
「ここにいるよ!」と言わないと始まらないのかな、とも思いました。

もし、同じように悩んでいる方や
自分以外のすべての方で(マジョリティの方も含め!)
似たような息苦しさとかを感じている人達が居たら
この企画を通した自分のカミングアウトが
少しでも、何かを変えるきっかけであったり
何かを決断する後押しになる事を祈ります。

そして、本企画ならびにこの企画に至るまで
声を上げてくれた先人達への感謝致します。

最後に、いつか”カミングアウト”が
ただの”自己紹介”という言葉に
変わる日が来ますように。