今まで、親しい人にはカミングアウトしてきました。
誰も否定しなかったし、すんなり受け止めてくれたように思う。
だから「カミングアウト」という言葉の重さとは少し違う感覚だった気がする。
でも最初に切り出すにはやっぱり少しの勇気と時間がいった。
私が親しいと思えるのは、気の許せる一握りの信頼出来る人達だったから言えたのかもしれない。

今回公にするのは初めての事。
この企画を彼女に教えて貰った時、応募する事に迷いは微塵もなかった。
「よっしゃきた！」
昔の自分だったら出来なかった思うが、今だから出来たんだと思う。

「カミングアウト」って誰の為にするんだろう。
何の為にするんだろうと考えてみた。
世の中の、一人で抱え込んでいる人や、悩んで苦しんでいる子どもたちの為とか
そんな人たちを一人でも救えたらなどとも思ったけど、
やっぱり自分が自由に生きたかったからだと思う。
少しでも嘘をつきたくなかったからだと思う。

だから自分の為でいいんだよ。
笑って生きる為に、自分らしい方法とタイミングで良いのでしょう。
「したい」と思った時にしたらいいし、「しない」という選択もあると思う。
いろんな意見があって当然だし、いろんな色があるのは当然。
パステルでもビビットでも原色じゃなくてもいいのよ。
少しでも人生をカラフルにしていけばいいんじゃないの〜。