AZUTO TOKUNAGA
徳永 梓人
25歳 |
障がい者専門の人材紹介の法人営業 |
埼玉県出身 |
トランスジェンダー(FTM) |
#018 2019年6月撮影
初めてカミングアウトをしたのは、20歳になる直前でした。
10年以上も付き合いのある親友に、本当の自分のことを話すのはとても怖かったし、周りから誰もいなくなってしまったらどうしようという恐怖だけでした。
それでも20歳という節目を迎える前に、せめて誰かに本当の自分を知ってもらいたいとおもいカミングアウトしました。
友人は「なんだそんなことか、病気とかじゃなくてよかったよ」と僕の背中を叩いてくれました。
その一言にすごく救われて、生きていていいんだなと心から思うことができました。
僕にとってのカミングアウトは、「自分」を大切にすることです。
カミングアウトをすることはとても勇気がいることで、怖いと思います。
それでも「自分」はここにいて、それを肯定することから「自分」の人生は始まります。
たとえ、あなたのことを嫌いな人がいたとしても、同じ数だけあなたのことが好きな人もいます。
「自分」を信じて、大切にして、幸せな人生を掴んでほしい。