SHIHO SHIMOYAMADA
下山田 志帆
24歳 |
女子サッカー選手 |
茨城県出身 |
クエスチョニング |
#018 2019年6月撮影
どんな時も、どんな場所でも、自分らしく生きていたい。
私にとってのカミングアウトは、この想いが現実になった大きなきっかけでした。
17年間のサッカー人生、私は大好きな仲間と大好きなサッカーを自分らしく楽しみ続けてきました。
女子サッカー界の仲間たちが私のセクシャリティを特別視することなく受け入れてくれたこと。それが大きな安心感となり、自分らしく過ごせる空間がそこにはありました。
一方で、大学生になり、女子サッカー以外の世界に飛び込む機会が増えた時。言いたいことを飲み込んだり、心にグサッと刺さる一言に影で傷ついたり、愛想笑いを繰り返したり。
誰かに嘘をついて生きているような感覚と、女子サッカー界と社会との狭間で揺れ動く自分に疲れ果て…。
だから、私は”カミングアウト”という手段を選びました。
数ある女子サッカー選手の1人で、たまたま好きな人が女性だった。ただそれくらいのアタリマエの感覚が、女子サッカー界を超えてもっと世の中に溶け込んでいくように。
「隣の仲間が自分の1番のサポーターになってくれるかもしれない。」そんな希望が持てる世の中になるように。
カミングアウトすることが絶対的な正解だとは思わないけれど、いつか悩んでいる人が、悩みを解決する手段の1つとしてカミングアウトを自然に選択することができるように。
LGBTQかどうかなんて関係なく、ただただ信頼できる仲間と一緒に社会人として/アスリートとして人生を楽しむ姿を通して、自分なりにLGBTQに関する想いを伝えていきたいと思っています。