OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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ISAO TAKEMOTO

竹本 功

47歳
セラピスト
新潟県出身
MTX

#020 2019年9月撮影

わたしにとってのカミングアウトは、自分と周りを信じる道のりでした。

拒否されるかと思うと怖かったです。
毎回むちゃくちゃ怖かった。
性的マイノリティは、バカにされる存在と感じていたからです。

でも話してみると、みんながそれは違うと教えてくれました。
ひとつひとつの怖さは、安心に変わりました。
30を過ぎて中性の人生を選んで、最難関の父に話せるまで17年。
長かったけど、いい選択をしてきたと思っています。

カミングアウトは、してもしなくても構わないと思います。
「今の生き方がいい!」と言える選択をしているなら、何を選んでも人生は正解だと思うからです。

わたしの正解は話すことでしたが、その時々で答えは違いました。
今振り返るとこうだったというだけのこと。
これはみんな変わらないんじゃないでしょうか?

どんな生き方も、バカにされたり、恥ずかしいと感じなきゃいけないものじゃありません。
もちろん間違いでもない。
だから胸を張って、自分はこれがいい!と言える人生を生きてほしいなと、そう思うのです。