OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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TOMOMI HONDA

本多 智美 (左)

42歳
会社員
熊本県出身
レズビアン

#014 2018年4月撮影

彼氏や結婚の話題が煩わしくて、軽くカミングアウトしながら生きてます。

恵まれてるんでしょうが、いまだに誰からも拒否感や嫌悪感を示されたことはありません。自分が面倒くさいだけで、相手にとっては知らなくても困らないカミングアウトを押し付けているのに、みんな大人の対応をしてくれます。
心の中では違うかもしれないけど、批判してはいけないこと、理解ある人として振る舞わないと、といった意識も感じます。

それは、これまで批判や嘲笑を先頭で受けながらもOUT IN JAPANのような活動をしてくれてた方がいたから、と思っています。

未来の扉を開くのに1人でも多くの力が必要であるなら、と微力ながら参加させていただきました。

こんな活動をしてた時代があったんだってー、と笑える未来が来ますように。

ASAKO NAKAJIMA

中島 麻子 (右)

37歳
グラフィックデザイナー
神奈川県出身
レズビアン

#014 2018年4月撮影

そもそもカミングアウトなんて、自分が(この人なら大丈夫)と信頼してる人にだけ打ち明けていればいいと思っています。
でも、今回この企画に参加したのは(もう誰に知られようと私は大丈夫)という根拠のない自信をつけたからなのかもしれません。

もちろん、今の自分がそういう思いに至っただけで、今でもみんながみんなカミングアウトすればいいと思ってるわけではありません。
ただOUT IN JAPANを通じ、これまで誰にも言えなかった人が根拠のない自信を持って明るく生きてる私みたいなタイプもいるって事を知って、人それぞれの捉え方や生き方で自由に生きられる世の中に少しでもなればいいなとふんわり願ってます。

カミングアウトすることもなく彼女と暮らすことも伏せて神奈川から縁もゆかりもない福岡へ突然引っ越した私に、結婚しろとも一切言わず、私が私らしく生きているのを見守っていてくれる両親には感謝しかありません。
そして写真を撮られることが苦手な彼女がこの撮影に付き合ってくれたことにも心から感謝しています。本当にありがとう。