OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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YUKIE AIKI

相木 由希絵 (左)

31歳
会社員
東京都出身
パンセクシュアル

#012 2017年11月撮影

私の中で「カミングアウトをする」ではなく、ただ「自分の話をした」だけ。
でも、少なからず話した相手にどう思われるだろう、明るく話していても、嫌われないかな…って思った。

同性と付き合ったのは今の恋人が初めてで、それまではLGBTという言葉すら知らなかった。
だけど、好きになるのに時間も疑問もなかったのは恋人を
女だから、男だから、ではなく、初めて好きな人を「人として」好きになった人だから。

子どもを産んで、子どもと同じ愛情を捧げたい人にこの年で出逢えるとは思ってなかった。
だからこそ息子にも私の愛する人を家族として迎え入れて欲しかったし、家族にも親友達にも知ってもらいたかった。
異性だろうが同性だろうが、自分が心から愛する人を知って欲しかった。
私がカミングアウトをした理由はただそれだけ。
今では息子は恋人にべったりで、私の母も食事に誘ってくれたりする。
本心かどうかはわからないけど、少しでも理解しようとしてくれる周りには感謝しかない。
息子がまだ小学生だから、これから思春期と共に、高い壁が立ちはだかるかも知れない。
ただどんな困難が襲いかかってきても立ち向かう勇気と気合いと大事な人を守る力が私にはあると自覚してる。

カミングアウトをしようか悩んでる人がいたら、どうか負けないで。強い自分は必ずいる。
ここにいるよ。強い仲間が。いつでも声をあげて居場所を伝えるよ。君が恐怖の不安に押しつぶされそうになっても。
私の1枚の写真が誰かの勇気に繋がりますように…。

この人が現れて次の日この人なしで今までどう生きてきてんだろう。と思えたのが最高で幸せでした。

『人生楽しんだモン勝ち!!笑って笑って生きましょう!!』

MISATO HAYAMA

羽山 美聡 (右)

27歳
会社員
山口県出身
FTX/レズビアン

#012 2017年11月撮影

私にとってのカミングアウトは「恐怖」だった。

もっとも、一番理解して欲しい人に拒絶されることが怖くて仕方なかった。ある時、予期せずカミングアウトが訪れ、「今まで苦しんでたんだね、ごめんね」だって。本心では、まだ受け入れきれず悩んでいるかもしれない。でも理解しようとしてくれたことが本当に嬉しかった。その日から、私の世界は変わった。ありがとう。そして何より、背中を押してくれたYUKIには感謝してもしきれない。

今、私にとってのそれは「会話」になりつつある。

私はずっと言えなかったから、無理にカミングアウトする必要はないと思います。ただ、するとなればサポートしてくれる人もたくさんいると思います。どう生きるかを自分で選んで進むことが一番大事な気がするなあ。