OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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AYANE HANASHIRO

花城 彩音

24歳
フリーター
沖縄県出身
パンセクシュアル

#019 2019年8月撮影

「え、いいんじゃない?あんたはあんた。あんたの人生なんだから私は別に驚きもしないよ?」

自分がパンセクシュアルであることに気がつき、母親にカミングアウトするまでは

「カミングアウトしたら絶対に否定的な反応をされる」

そう悩んで恐る恐るカミングアウトしたのに、意外にもあっさりとした返答が返ってきたので、かなり拍子抜けしたのを覚えています。

高校生の時に出会い、今でも付き合いのある親友にカミングアウトした時には

「どんな人も平等に見ることが出来て好きになれるって素敵なことだと思う!人そのものを愛せるってことでしょう?すごいじゃん!」

そんな風に笑って返してもらえたことも、今の私がありのままでいられる大きな支えになっています。

もちろん否定的な反応をする人も多少いましたが、こうやって理解してくれる人が少しでもいてくれたから、自分らしさを無くさず胸を張って今まで生きてこられました。

今回このプロジェクトに参加したいと思った時、母親や一部の友人以外にもカミングアウトをする状況になることを正直悩みました。

それでも参加したいと思えたのは

「これがありのままの自分だとわかって欲しかったから」

今回それが実現できることをすごく嬉しく思っています。

カミングアウトをするのか否か、それは人それぞれだと思います。
悩めば悩むほど不安に押しつぶされそうになることもあると思います。

でも
受け入れてくれる人は絶対にいます。
受け入れてくれる場所は絶対にあります。
そのことだけは心に留めていてください。

こんなつたない文章を読んでくださっている貴方が
「胸を張って自分らしく笑顔でいられる」
そんな毎日を送れますように。