OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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HARUTO TAIRA

平良 遼翔

23歳
会社員
沖縄県出身
FTM

#019 2019年8月撮影

僕は小学生の頃は野球、中学高校の頃はハンドボールをしていて、髪はとても短く普段の服装はメンズ物。どんなに外見を頑張っても周囲からするとただのボーイッシュな女の子。

中学生のある日、部活帰りにみんなで歩きながらお喋りをしているときに、一人称で「俺」と使ってみました。その瞬間に「気持ち悪い」と言われやっぱり僕が僕であることは変で、受け入れてもらえない存在なのかと痛感しました。

それからGIDという言葉を知った高3の秋に、幼馴染に初めて全てをカミングアウトした時は「なんとなく分かっていたよ。昔から格好良かったし性別が何だろうが心友であることに変わりないよ」と言ってくれ、心が楽になったのを今でも鮮明に覚えています。

ちゃんとカミングアウトをすることで僕は自分らしく生きられるようになってきましたが、カミングアウトをすることが絶対的な正解だとは思っていません。周りの目を見て生きるより、自分自身を見つめて生きてほしい。自分に正直に、自分の幸せを考えて、胸を張って堂々と生きてほしい。カミングアウトをすることはとても勇気のいることで、怖いと思います。だから、無理にする必要はないと思います。だけど同じように悩んでいる人がいるのなら「自分と周りはちがう。でも、ちがっていていい。それでも自分は自分だから」と僕は伝えたいです。

性はあなたを彩るアクセサリーの1つ。

みんなそれぞれちがう色を持っている。

世界に77億人もいるのだからちがっていて当たり前。

十人十色ってよくできた言葉だと思う。

あなたという世界に1つしか存在しない大きなキャンパスに

あなたという世界に1つしか存在しない色をつかって

素敵な人生を彩ってほしいな。