OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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HIROE YOSHIDA

吉田 弘恵 (左)

50歳
パート
北海道出身
アキラのパートナー

#011 2017年10月撮影

『私は聴覚障者であり、元レズビアン。パートナーはトランスです。パートナーと出逢った頃はレズビアンでした。パートナーとは最初、友達として楽しく遊んだのですが、いつの日かパートナーの男の中の男らしさに惚れてしまい、たまらず私の方から告白しました。
共になって15年になります。
私の両親には、10年以上一緒にいる私達のことをやっと認めて下さって本当に嬉しく大変感謝しています。
あなたの身近にありのままのあなたを受け入れてくれる人がきっといると私は信じています。
なぜならLGBTは個性でありますし、そして人ですから。』

AKIRA YOSHIDA

吉田 晃 (右)

37歳
学生
北海道出身
FTM

#011 2017年10月撮影

体と心のズレに苦しみ、仮面を付けたまま生活していく自分に疲れ、自分が「トランスジェンダー」だということを教えてくれたのは、とある某校で数人が自分の家族にLGBTを持つ方が数人いて、その方から僕を引っ張ってくれたおかげです。
「自分らしく生きたい!」と初めて「生きたい」と思い、色々と悩み、一番に浮かんだのは姉で、真っ先にカミングアウトし、抵抗もなく、受け止めてくれた事がすごく嬉しかったのと、気持ちも楽になりました。
そこから素直に少しずつ一歩、一歩、前へ。地元に帰り、同じ仲間達と交流してみたいと思い、そこから動き始め、そして15年になるパートナーと巡り会い、ありのままの生活ができているだけで十分幸せです。
現在、娘達・甥っ子・孫、そして友人達もみんな、それが当たり前で普通に接してくれている環境ですが、やはり理解しているそうで理解していない部分もあります。
やはりカミングアウトをする方も受け止める方も結構悩みますし、「言ってもいい」のと「言ってはいけない」のボーダーラインがどこまでなのか難しいです。
自分もそうですが、「LGBT」と「身体障害」の二つ持った方もいるし、カミングアウトを「する」か「しない」かは人それぞれだと思います。