MASANAO TAKEUCHI
竹内 正直
50歳 |
サービス業 |
愛知県出身 |
ゲイ |
僕が自分のセクシャリティーに気づいたのは、中学生の時でした。
気づいた時は、自分のことをとても汚い人間だと全否定していました。
そして、このことが人にバレたら殺されるくらいの恐怖感を覚えたので誰にも相談することができませんでした。そしてこれは、病気だから、時がたてば病気は治り普通に女の子のことを好きになり結婚して子どもがいる人生が待っていると希望を持ち一人で耐えた10代でした。
20歳の時、ある素敵な出会いがあり、自分は病気ではなく、今のこのままでいい、このセクシャリティーを受け入れて生きていこうと決めました。
しかしまだまだ友達や家族にカミングアウトをすることはできませんでした。
自分を受け入れたものの、ありのままの自分を表現できない苦しさは常につきまとっていました。そして人と親しくなっても自分の中で相手とどこかで壁を作ってしまっている自分が苦しくて苦しくて、38歳の時これから付き合っていく親しい人にはカミングアウトをすることに決めました。
僕は、みんなが普通に感じていることや思っていることを表現できない苦しさを誰よりも味わってきた人生でした。ですからこれからは表現する人生にしたいと思っています。
表現とは、セクシャリティーのことだけでなく、自分自身を生きる表現です。
僕は、ありのままの人の姿が何よりも美しいと感じています。
僕の夢は、いつかパートナーと結婚式を挙げることです。
結婚式をあげることが目的なわけではなく、その結婚式を通してみんなに勇気と希望を感じてもらえたら嬉しいです。
このOUT IN JAPANがその第一歩になれたらと思い参加しました。