Ryo Hara
原 亮
20歳 |
看護学生 |
佐賀県 |
FTM |
#005 2015年11月撮影
「あんた、人間じゃない」
カミングアウトして母親に言われた一言。
高校生のときでした。
今でもしっかり覚えてる。
家に帰りたくなくて、居心地が悪くて…
「自分なんか生まれてこなければよかった」
何度そう思ったか分からない。
何度泣いたか分からない。
でも、たくさんの人に支えられて今がある。
そして僕は、高校を卒業してすぐ交流会を開くようになりました。
一人じゃないと気づいたから。
同じように悩んでる人に気づいて欲しいから。
カミングアウトは勇気の一歩だけど
その一歩は自分自身の世界を広げてくれる
カミングアウトされた人の世界も広げてくれる
…実はね、成人式だったんだけど
前日まで「めんどくさい」と渋ってた僕。
本当は、自分らしい姿で行くのが怖かったのかもしれない。
でも、背中を押してくれたのはお母さんだったよ。
「大丈夫。僕らがいる。」
あなたが自分色で輝けることを願って。