OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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ryo takanashi

高梨 諒

28歳
アパレル
埼玉県
ゲイ

#005 2015年11月撮影

男で、埼玉出身福岡在住で、仕事はアパレルのストアマネージャーで、入社6年目で、犬派で、ビールならアサヒ派で、ラーメンよりうどん派で、クラブ好きで、旅行が好きで、泳ぐのが好きで、大雑把で、天然パーマで、長男で、猫舌で、日本語と英語が話せて、奥二重で、日本人で、ゲイな、俺。

ゲイであるという自分は、高梨諒の本の一側面にしか過ぎません。でも、自分を語る上でとっても大切な要素です。なので、大切な人、家族や友人や職場には、カミングアウトしています。こんな自分を受け入れてくれる周りの人達や職場には感謝しています。

こんな風になれたのは大学生のころにカリフォルニアに留学したのがきっかけでした。それまでにはカミングアウトなどしたこともなく、ゲイの知り合いをいませんでした。そもそも自分がゲイであるということを認められていなかったのかもしれません。そんなときに、留学で一番親しかった友人に、ゲイの知り合いからアウティングされてしまいました。そのときはすごく落ち込んで、パニックになりましたが、正直に話そうと決意し、泣ながらカミングアウトしました。そうしたら、その友人も泣ながら真剣に話を聞き、受け入れてくれました。それ以来、周りの友人には少しずつビビりながらカミングアウトするようになりました。幸いにも今まで拒絶されたり、嫌な思いをしたことはありません。本当の自分を受け入れてもらえる、ゲイであることを隠さなくていい、自分自身でいられるというのは本当に嬉しいし気持ちの良いことです。

日本ではまだまだLGBTに関する認知が広まっていなかったり、カミングアウトしている人も少ないと思いますが、この状況が少しでも改善されて、LGBTに限らず全ての人が暮らしやすい社会になったらと思います。これからカミングアウトしようとしている人へ、大丈夫。きっとあなたの大切な人は受け入れてくれます。

Love,

Ryo