OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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tomonobu shimoo

下尾 友信

31歳
求職中
佐賀県
ゲイ

#005 2015年11月撮影

「自分のセクシュアリティに押しつぶされないで!」

セクシュアリティは根幹だから、

それが周囲に受け入れてもらえないなんて本来はありえないことだけど、

「自分」というものはきっと100%それだけで出来上がっているわけじゃない。

よく、「性はグラデーション」だと言われるけれど、

僕は「自分」というものも「グラデーション」だと思う。

誰もがたったひとつだけの自分で様々なコミュニティを生きている。

とあるコミュニティで見せられる自分の一部分が別のコミュニティでは見せられないかもしれない。

まだどのコミュニティにも見せようのない自分の一部分だってある。

でもどんな時でも場面でも「自分」で生きているのだからどれも「本当の自分」です。

より自分らしく、ありのままで、充実した一生を目指していくのは最もだし、

僕もそれを目指してこのプロジェクトに参加するなど色々やっているけれど、

そうしたアクションやカミングアウトに踏み切れずにいることを、

くれぐれも「自分を隠してしまっている」とか「偽ってしまっている」みたいな風にばかりにとらえてしまって押しつぶされないでほしいと思います。

生きてさえいれば、いつか自分が一番自分らしくいられる場所にたどり着けるかもしれない。

出会ってさえいれば、いつか一番自分らしくいる自分と一緒に生きてくれる人に出会えるかもしれない。

その機会は見果てぬありえないようなことに思えて、

意外ともう今この瞬間に手にしちゃっているのかもしれません。

誰だってみんな「自分」で「自分」を生きている。

この空間でなら、この人になら、自分のセクシュアリティも伝えたい、

そうすればよりもっと自分らしくありのままに生きられる。

そのように自ずと思えた瞬間にカミングアウトの一歩を踏み出すためのエールを僕からも贈らせていただけるなら、

喜んで全力で惜しみなく贈らせていただきます!