tomoyuki honda
本田 智之
27歳 |
フリーター |
宮崎県 |
ゲイ |
#005 2015年11月撮影
僕にとってのカミングアウトは、スタートだと思います。
新しい関係を築いてゆくスタート、そして自分の殻を破るためのスタート。
高校生の頃、友達にカミングアウトしました。
カミングアウトしたら、友達でさえいられなくなるかもしれない、そんな思いを抱きながら。
結果はあっけないものでした。
「ゲイだとしても、お前はお前、別にいいんじゃない?」と。
そのとき、今まで閉じこもっていた自分の殻のようなものから少し、抜け出せた気がしました。
その友人は10年経った今でも仲良く付き合ってくれています。
カミングアウトは、勇気がいることかもしれません。
リスクを伴う、たとえば、友人を失くしたり、いじめにあったりだとか。
僕はそれから何度もカミングアウトをしてきましたが、幸いとしてそういうことはありませんでした。
今ではゲイシンガーソングライターとして、オープンに活動しています。
それも、カミングアウトのおかげだと思います。
カミングアウトは怖くない。
カミングアウトしようか迷っているあなたに、僕が言える唯一のことです。