今でもカミングアウトは私の中では難しい。

私にとってカミングアウトは状況によってすごく変わるものだから。

私の場合は自分の友達には言いやすいことが多くて、家族にはいつまでたっても言いにくく、職場でも言いにくさを感じてしまう。

だからカミングアウトをするときはいつも少し不安になるし、勇気が必要だと感じます。

それでも自分の大事な人に自分自身の大事なアイデンティティの一つをわかってほしいという思いでいつも私はカミングアウトをしています。

今は私のセクシャリティを受け入れられなくても、大切な人にはいつかは私の一部だけれど大切な自分を構成する要素であるセクシャリティを受け入れてほしい…

どうしてもカミングアウトに気軽さはまだ持てない。
それだけ私にとっては大切なことで、世の中的にもまだ“当たり前”とは認識されていないんだと思わされます。

もっと世の中の偏見がなくなればカミングアウトしやすいのになぁと思うことがあります。

本当は、「お寿司が好き」「お肉が好き」、どんな人が好きとか、そのくらい気軽に話せる世の中になったらいいのに。

でもそんな社会をつくるためにも今はカミングアウトをしていくことが大切だと思うから。