OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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yoshizane yamasaki

山崎 義実

32歳
会社員
大分県
FTM

#005 2015年11月撮影

初めてのカミングアウトは成人式の日。

話をきいた両親は怒りを露わにし

「お前が病気なのならば今すぐ死ぬか入院するかして目の前から消えてくれ」

テーブルを叩きつけながら父親が怒鳴った一言は強烈だった。

そして今。あれだけ反対していた両親は今となっては1番の理解者であり

僕の人生を心から応援してくれている。

お互いの考えや気持ちを隠す事無くぶつける事ができたからこそ本当の家族になれたのだと実感しているし、衝突しあった6年間は今となっては大切な時間だったと思えます。

学生時代に友人にカミングアウトをした日、友人は

「あんたの性については気がついてたよ。そしてあんたが私に惚れてるって事もきがついてた」と言いました。

当時、その友人に対して全く恋愛感情をいだいていなかった僕はカミングアウト出来た

安堵感よりも友人の勘違いっぷりに呆れ大笑いしたのを鮮明におぼえています。

これからカミングアウトをするみなさん。

カミングアウトはとても勇気がいると思いますが

みんな生きる環境が違うんだからカミングアウトの方法や時期もマイペースに

行ってほしいです。

悩み事って一人で抱えてると悩み事だけど、誰かにうちあけると

悩みの種が会話の中心になり楽しい会話がうまれたりもします。

みんなが みんならしく 生きる 明るい未来を

心から祈念しております。