ずっと、ずーっと誰かに言いたくて、でも言えない葛藤の中で過ごした十代を過ぎ、

二十歳になって、親友にカミングアウトしました。

彼はとても驚いていましたが、いろいろな質問をしてくれました。

気を使ってそっとすることなく、自分に興味を持ってくれていることが分かり、嬉しかったです。

その日は、

”地球上に自分のことを分かってくれている人が一人いる”

ということが、とても心強く感じました。

嬉しすぎて、夜の町を自転車で一人駆け回っていました。

それからは、徐々に家族や知人にカミングアウトできるようになりました。

今もカミングアウトする時は緊張しますが、

これまでに私を受け入れてくれた方々の存在が、私を支え、次の一歩を踏み出す勇気をくれています。

次の誰かにエールを送るならば、

怖いと思うだろうけれど、大切な人へ勇気を出して話して下さい。

そして、その先にある素晴らしい人生を生きて欲しいです。