OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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MIKI FUNAKOSHI

船越 美紀

23歳
フィットネスインストラクター
大阪府出身
バイセクシュアル

#016 2018年10月撮影

私にとってカミングアウトとは、最も恐ろしいものでした。つい最近まで何が何でも周りにはバレたくないというプライドがあり、私は周りと一緒だと言い聞かせて生きていました。友達と恋愛の話になっても、なにか嘘混じりのことを言ってしまい、もやもやしながらも隠し通す日々。「私は一生自分に嘘をついて生きていかないといけないのか」そんな疑問を抱くようになり、「変わりたい」と思えるようになったんです。それから海外でボランティアや留学などを経験し、自分を認められるようになりました。
「カミングアウト」への恐怖が薄れ始め、あるイベントを機に思い切ってSNSで繋がっている人全員に打ち明けました。
それからというもの、私の予想とは反して周りの反応は「どんなあなたでも応援している」というものだったため、自分に自信を持てるようになったんです。
生きている中で一番恐れていたものを乗り越えた今、「他に怖いものはない」そんな感覚です。生活はとても楽になりましたし、生きる力が湧いてくる日々です。
「カミングアウト」というものは必ずしもいい結果になるとは言えませんが、するかしないかでは全く人生は変わってくると私は思います。
あなたが「カミングアウト」するか悩んでいるのなら私は応援します。絶対にあなたを認めてくれる人はいるはずです。その認めてくれる人を信じて生きていけばいいんです。誹謗中傷なんてあって当たり前なんです。私はそんなのもう気にもしません。聞き入れるのは自分を認めてくれる人。信じる人を選ぶ権利はあなたにあります。
未来は変えられます。