OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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Koji Shimpo

新保 浩司

40歳
カラーセラピスト
埼玉県出身
ゲイ

#006 2015年12月撮影

“自分がゲイなんだなと自認したのは、中学3年の時でした。
それまでも同級生の男子に惹かれることはあったけれど、それを特別視している自分はいませんでした。
10代の後半はそれで悩んだ時期もあります。
けれど、悩んでいても何か答えが出るわけじゃない。何か変化をしたいと思って、20歳の時に友達にカミングアウトしたのが、自分にとってのカミングアウトの始まり。

ゲイだってことは自分の性質の一部であって、すべてではない。けれど、それはとても大事なこと。
周りの反応に傷つくこともある、イラッとすることもある。それは正しく知ってもらえていないから。
だから、自分を理解してもらおうということではなくて、知ってもらおうと思ってカミングアウトをしています。
その先で理解してくれる人たちに出逢えれば、それは自分にとってとても幸せなこと。

カミングアウトするかしないかは個人の主義にも関わるだろうし、誰にも必要なものだとは思わないけれど、隠していることで苦しくなっているなら、1つの手段として検討したらどうだろうなとは思ってる。
深く知っていけばいくほど、出逢いの質は深まっていくと思うから。