OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
main-image

Sho-Fujita

藤田 唱

22歳
フリーター/モデル
大阪府出身
ゲイ

#006 2015年12月撮影

カミングアウトとは「大博打」。
カミングアウトをして、周りの人が離れていくこともあれば、
殊更に人を惹きつける一つの魅惑の博打的ツール。

カミングアウトはマイノリティを持つ私たちにとって、
限りなく高いハードルだと思います。
カミングアウトをしたとして、
損をすることの方が多いと思います。
でも、その損を覆せる程の倖せが待っていると思いますし、
私はそう信じています。

私は出逢った人にはカミングアウトをするようにしています。
何故なら、それは苦しむ事でも悩む事でもないから。
もしかしたら嫌われるかも知れないと
怖い。
でもここで勝負に出ないでいつ闘うの?と
自分に言い聞かせます。

「理解をしなくてもいい、ただただ感知してほしいだけ。」

そうして離れていく人も少なからずいました。
しかし働いていた職場の方にカミングアウトをした所
自分でも全く想像もしていなかった言葉
「ありがとう」
が返ってきたのです。
確かに受け入れてくれた友人も沢山いましたが、
この時やっと自分はここに居てもいいんだと、
本当の意味で心が救われたような気がしました。
案外私たちが無闇矢鱈と警戒し怖気付いているだけで
相手からしてみれば、
自分の友達がマイノリティを持つ持たないは
大きな問題でもないようです。
だって心が繋がっているんですもの。
カミングアウトは自分の自信にも繋がり、
今はモデルとして少しずつ活動が出来ています。
カミングアウトをしてよかった!!!
今は心からそう思います。
チャンスは今かも知れない。今じゃないかも知れない。
でもそのチャンスをきっと見逃さないで。
あなたの周りにいる人達は、
あなたのその一言を待っているかも知れませんので。

さぁ叫べ、大声で
I am here!!!