Aito Origuchi
折口 愛永
30歳 |
フィットネストレーナー |
大阪府出身 |
FTM |
#008 2016年3月撮影
僕にとってのカミングアウトは『仮面を外す』ような感覚でした。
本当の嘘偽りのない自分を出すこと。こんな当たり前の行動にとても悩み苦しみ悔しい思いをしていました。なぜそんなに悩み、苦しんだのか?それは、自分と言う存在が『悪』だと思っていたから。
でも、このまま自分の事を『悪』と思って生きていくのか?そもそもなぜ『悪』なのか?そんな自問自答を繰り返し出した結果『悪なら悪で納得いくまで行動しよう。本当に自分が悪で、周りが認めないなら認めてもらえるように行動しよう。とりあえず行動しよう。』と思ってそのまま病院へ行き、親にカミングアウトしました。
気付けば今は、家族、友達、職場仲間は本当の自分のまま、支えてもらっています。
自分の存在は『悪』ではなかった。ありのままの自分は『悪』じゃなかったんだとようやく今思えるようになりました。
今カミングアウトを悩んでいる人。色々なタイミングがあり言えずにいる人。
僕から言えることは『あなたの存在、嘘偽りのない存在は悪なんかじゃない』
当たり前の事を当たり前にしてもいいんです。
出口のないトンネルはありません。
もう、自分を責めないで、一緒にあるがままの自分を受け入れ歩き始めましょう。