OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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Haruka Kono

河野 はるか

21歳
学生
福島県出身
レズビアン

#008 2016年3月撮影

ご覧の通り、私はかなりボーイッシュな女性です。性自認はほぼ女性ですが、昔からずっとこんな感じのスタイルです(笑)

それ故、冗談で 「彼女できた?」などと聞かれる事もありましたが、まさか本当に女の人が好きだなんて思ってもいないであろう相手に、「割と本気で欲しいけど出来ないんだよね…(笑)」と返す度胸は無く…。

好きな女性がいることなんて、死ぬまで誰にもいえないんだろうなあと思いながら過ごしていましたし、何より自分自身、女性を好きになる自分を肯定できず、「たまたま、この人だから好きになっただけで、自分は男性との恋愛にほとんど興味が無いけどきっと異性愛者だろう」と自らに言い聞かせていました。

そんな私ですが、本当は色々な話を聞いてほしくて仕方ありませんでした。そして、2年程前、ついに好きな女性がいることを打ち明けたのです。相談相手は一つ上の先輩。引かれるのが怖くて、恐る恐る探りを入れながらのカミングアウトでしたが、特段驚かれることもなく自然に受け止めてもらえて安心しました。今でもよく相談に乗ってもらっております。

これをきっかけに、徐々に相談相手(時にやけ酒のお供?)が増え、そうしているうちに、自分のセクシュアリティにも向き合えるようになりました。

とは言え、今でもカミングアウトするときは結構怖かったりします。相変わらず恐る恐る探りを入れてからようやく…といった感じです。

ただ、前よりも気持ちが大分楽になりました。自分を無理にごまかさずにいられる場所があるというのは、本当にありがたいです。

一生自分の恋愛話なんて言えるわけがないと思っていた私をここまで変えてくれた友人知人達に感謝しつつ、私も彼ら彼女らのように、誰かの話を真剣に、でも肩肘張らずに自然体で受け止められるようになりたいものです。