OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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WATARU KUROE

黒江 航

34歳
Gay Bar TANK DUMP店主
宮城県出身
ゲイ

#008 2016年3月撮影

カミングアウトのきっかけやタイミングは人それぞれ。環境、気持ちの準備、人間関係もそれぞれ。

自分がこの企画に参加できたのは、きっと、ゲイではないとできない仕事をしていて、ゲイの方との繋がりを主とし、そしてゲイである自分を否定されても肯定してくれる人が周りにたくさんいるから。

ゲイであろうがなかろうが自分は自分のまま。

今を一生懸命生きてます。ノンケさんと同じで一生懸命生きてますよ(笑)

ただ自分がゲイであるだけ。それだけ。

未だにたくさんの人に巡り合い、良きも悪きもたくさんの思い出ができ、感謝を抱けている。それが今の自分。そんなことを抱きながら今いることを伝えていくためのきっかけがout in japanの参加なのかも。

今更、ゲイだからといって何を言われても、何をされても、変わることも、変えることも、変わりたいとも、自分は思わないので、これを機にこれから少しずついろんな形でカミングアウトしていくのだと思う。ゲイとして生まれて「めっちゃ楽しんでるぞっ!」ってね。楽観的なのかもしれないけど、カミングアウト以上にどう生きるかが自分のテーマ。言いたくても言えない環境下にいる人たちからしたら自分勝手な都合のいい話なのかも。でもでも、人生ってどんな形であれ、楽しんだもん勝ちでしょ?もちろん、責任や迷惑を弁えたうえでね!

もし自分が何かできるのだとしたら、カミングアウトをすることで自分に何が起きても、悩んでも、楽しむこと。そう思わせてくれたのは、やっぱり今まで出会ったゲイの人たちのおかげだからね。