OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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SHO SAKATA

坂田 将

25歳
学生
兵庫県出身
MtF & Nonsexual

#008 2016年3月撮影

私は最初、OUT IN JAPANの被写体になるつもりはありませんでした。1年前までは完全クローゼットでしたし、今回の仙台撮影にもクローゼットな運営ボランティアとして参加していたのでした。

これを読んでいる人の中には、被写体の方はみんな輝いていて自分と違うと感じている方がいるかもしれません。私にも最初は輝いて見えていました。しかし、ボランティアとして会場や撮影現場の雰囲気に触れ、そしてなにより被写体の方と接し、運営の方も被写体の方もこの場を楽しんでいるだけのどこにでもいるごく普通の人なのだと解り、私も飛入りで参加しようと決断しました。

どうせこの身体とずっと付き合っていくのなら、悔いなく素直にやりたいことの出来る”前向きなお付き合い”をしようと考え、私はカミングアウトを始めることにしました。Facebookにおいても今年のうちにカミングアウトしたいと考えています。

今年度は所属している大学の当事者サークルの代表を務めることになり、夏には当事者としてマジョリティの前に立つことも予定しています。もっと人生を楽しみたいと思えつつあります。

O型の関西人なので、ホントはもっと楽しく気楽に生きたいんです!

私はまさにOUT IN JAPANの会場で勇気をもらい、カミングアウトを始めることにしました。まだまだ見た目や現状に満足していませんが、でもだからこそ今の自分を撮影したことに意義を感じています。

この写真よりも好きな自分になるために。

カミングアウトは気軽に薦められるものではなく、あくまでもしたい人がするものです。したいと思うけれども躊躇がある方へ、少し勇気を出してみるのはどうでしょうか?きっと楽しい世界が広がっていますよ!