OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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MINORU ARIGA

有賀 穣

42歳
作業療法士
岩手県出身
ゲイ

#008 2016年3月撮影

歳を重ね‥自分よりも大切な人が多くなる程、

カミングアウトされる側のコンディションも、考える。

する、しない やカミングアウトのカタチも含め、

いろんな”色”があって良い。

‥二十歳前後は、若気の至りから‥職場や同業者に

大っぴらに堂々とカミングアウトしてた。

当時の職場の上司が理解ある方々だったのもあるが、

大半に嫌われても、解ってくれる人が、少数でもいればイイって気持ちだった。

ある意味‥強かったんだろうね(苦笑)。

初老に差し掛かかった今は、

“あえて”自分からは言わない‥かな‥。

“自分を生きて行く”シッカリした自信があれば、

言う‥言わない‥ではなく、

対人間として付き合えるかなぁ‥と。

だから、今は濃いグレー(笑)。

聞かれたら、状況に応じて答えている。

“本当の自分”なんていうモンは、生き様で見せたい。

ゲイであることを含め、人間として。職業人として。

カミングアウトも、その中のひとつ。

周りや親しい人達に理解されたい‥なんて、

誰もが思うことだけど、

“自分らしく生きれるようにする=カミングアウト”なら、

周りに惑わされず

カミングアウトも”カタチ”にとらわれないコトが大事だと思います。