OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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HIROMI SASAKI

佐々木 敬海 (左)

42歳
警備員
宮城県出身
FTM

#008 2016年3月撮影

心から人を想って好きになったのは小学3年生で

相手は隣の席の女の子。

同性と違う視線で女の子を目で追って

異性と同じ目線で女の子を追っていた。

この行動に罪悪感を感じ始めたのは小学5年生の頃。

でも、自分を偽って生きていくのは

「罪悪感を感じるよりもっと辛かった」。

桜というパートナーと一緒になって

初めて自分らしさを全て解放できた。

この子が最後のパートナーだと信じて生きてきた。

桜は性転換をしない体でいて欲しいと言ってたけれど

偽りの無いありのままな姿は性転換した自分なんだと

一人に戻ってから改めて思った。

そんな俺はこれから治療と手術をして

改名もして自分らしさを求めていく。

自分が自分である為に。

これからは自分の意思で生き方を切り開いて行くんだ。

SAKURA SASAKI

佐々木 桜 (右)

享年35歳
主婦
宮城県出身
FTX

#008 2016年3月撮影

FTMのパートナーと共に歩み始めたものの「結婚」というものが出来ない事に,悔しさや生きづらさなどを感じて生きてきました。

なぜ戸籍上同性同士だからと言って本当の関係を拒否されたり,変な目で見られなければならないのか?それがずっと心の中に引っかかってます。

「自分はおかしいのか?」と思うようにもなりました。しかし今は男性でも女性でもない,どちらでもない感じで生きています。自分らしく生きられればそれで良いと思っています。

パートナーと私は養子縁組をしました。望んでいた形ではありませんが,パートナーと正式に家族になれて幸せだと思ってます。

しかし,なぜ異性愛者だけが結婚が出来て,セクシュアルマイノリティ当事者では出来ないのでしょうか?不平等だと感じます。

セクシャルマイノリティ当事者でも、異性愛者の皆さんと何ら変わらず人を好きになります。「私達は皆,同じ人間という生き物です」

ただ、人数が多い(異性愛者)・少ない(同性愛者)というだけであり、それ以外は何ら変わりはないのです。

私達のような人間も同じように毎日を生きています。どうか目を反らさず私達を見てください。1人でも多くの方が私達を見て、知って、理解をして下さる事を心から願ってます。

「私はセクシャルマイノリティの人間であって良かったと今、心から思っています。そうでなければ出会えなかったであろう素敵な素敵な仲間が居るからです。温かい仲間が居てくれる事、それが私にとって幸せであり誇りです。」

ひとりで悩まないで。

ひとりで抱えこまなくて大丈夫。

みんな、いるよ♡

(ここにもいるよー!!)