初めてのカミングアウトは２３才の時。ずっと片思いしていた親友に堪えきれずに告白と共に話したのが最初で

した。その後、数年かかって周囲に少しずつカミングアウトを行いました。幸い拒絶的な反応を示す人はおらず、

少しずつ自分らしさを取り戻すことができました。

自分にとってのカ ミングアウトが何だったのか、振り返ると、自分自身を生きるという決意宣言のようなものでは

なかったかと思います。できるだけ「よい子」でいたかった私にとって、世の中の大勢の人が選ぶ生き方と違う

生き方を選択するのは長い時間と勇気がいることでしたが、気がつけばゲイであることが存在理由、密かな誇

りにさえなろうとしています。ゲイでなかったら、きっと私の人生はありきたりで、つまらないものだったでしょうか

ら。

あなたが、あなた自身であることを応援する仲間は沢山います。皆が、前を向いて生きていける世の中であり

ますように。