SATORU SHIRAKI
白木 理
38歳 |
自営業 |
兵庫県出身 |
FTM |
#008 2016年3月撮影
38歳FTM。
2014年、両親にカミングアウト。
ショックを隠しきれない様子で、
「それなら死んでくれた方がいいわ。」
返ってくる言葉は想定内のものだった。
受け入れてもらえないとしても、
『自分の人生を幸せに生きること。』
もう二度と会えないとしても、
自分の中にある家族への愛は、
無限であり永遠であると強く信じられたから。
「受け入れてはもらえないとしても、愛しているよ。家には帰ってこないでというなら帰らないよ。でも何も変わらないよ。変わったとしたら、それは自分を大切に幸せに生きる覚悟を決めたということ。」それだけを伝えた。
カミングアウトから半年後。
「トランスジェンダーとして生きる道は不幸の道だと思っていたけど、違うんだね。」と、理解と応援の声に変わっていた。
反対したのは両親じゃなかったのかもしれない。
1番受け入れてなったのは、
私自身だったのかもしれない。
2015年、
性別適合手術を受け、戸籍変更へ。