OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
main-image

Yoko Seino

清野 陽子

36歳
自営業
宮城県出身
レズビアン

#008 2016年3月撮影

私がカミングアウトしようと思ったきっかけは、ありきたりではありますが東日本大震災です。震災で大切な人を亡くす光景を身近に目の当たりにして自分とパートナーが同じ状況だったらどうなるだろう??と、とても恐ろしくなりました。
まずは自分が同性愛者だということ、それから大切なパートナーがいること。最初に姉兄、両親、祖母、今後もお世話になるであろうお友達に少しずつではありましたが、徐々に本当に草の根運動的に広げていった結果、沢山の理解を得る事が出来、とても生活しやすくなりました。
その後、仙台を中心にLGBT向けに自分たちが中心になってイベントを立ち上げたり、仙台には無かったレズビアンバーのママとしてカウンターに立ってみたり、カミングアウトする前は考えていなかった素敵なことが私の周りで起こるようになりました。今のところプラスの要素しか見当たりません。そのうちマイナス部分も出てくるかもしれないけれど、たぶんそれは異性愛者で生きていたとしても同程度の事だと思います。
これから先、カミングアウトする?しない?この人にだったらできる?など考えなくて良い時代になることを願っています。