Ikuo Sato
佐藤 郁夫 (右)
56歳 |
NPO法人ぷれいす東京理事 |
東京都出身 |
ゲイ |
#002 2015年8月撮影
自分がゲイであることを正面から伝える勇気がなくて、
彼とのキスを妹に見られるという形でのカミングアウト。
家族を傷つけてしまった。
母の口癖は「自分には嘘をつけないからね」だったから、
きちんと話せば理解してくれたのだと思う。
セクシュアリティに関係なく、生きていることが尊い。
カミングアウトすることが素敵なのではなく、
自分らしく生きることが素敵なのだと思う。
もしも身近な人が理解してくれなくても、
必ず理解してくれる人は見つかるから。
自分らしく生きて欲しい。
今は見えなくても、きっと明日がある。
どんな困難があっても、
乗り越えるたびに、輝いていけるのだから、
自分らしさを大切にして欲しい。
Yoshifumi Aso
阿曽 義文 (左)
48歳 |
会社員 |
山形県出身 |
ゲイ |
#002 2015年8月撮影
カミングアウトはしても、しなくても、どちらでもいいと思います。
パートナーと二人で一緒に行動していると、必然的にカミングアウトしているようには
なってはいますが、自分の家族など身近な人には誰にもしていません。一生隠すつもりです。
でも、自分が自分らしくいられる、場所、友人、パートナーは必要だと思います。
何でも受け入れてくれるパートナーがいるから言えるのかもしれませんが、
今のパートナーに出会うまでは、引きこもりみたいな状況で一生一人でいい、
一人で生きていくんだ、とひねくれていました。
でもやっぱり30代半ばを過ぎると一人では寂しいと感じパートナーを探しはじめ、
なかなか見つからなかったが、あきらめずに探し続けやっと今のパートナーと出会い、
そのおかげでたくさんの素敵な友人たちに巡り合えたと感じています。
そう、カミングアウトもしかり、恋愛もしかり、あきらめずに続けていくことが肝心だとも思います。