OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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Takahisa Endo

遠藤 隆久

54歳
グリーンプランナー
東京都出身
ゲイ

#002 2015年8月撮影

自分は、小さな頃から気になるのは男の子。女の子とは普通に遊べるけど、好きな男の子の前だとモジモジしてしまう。

それでも自分の中では普通の感情だったんで、変だ

とは思わなかった。ただ、何となく、周りには話さない方がいいんだろうな、

くらいの認識だった。

最初のカミングアウトは

高校3年の時。

野球部のキャプテンにラブレターを書いてロッカーに入れた。自分みたいな人間もいる事を知って欲しくて真剣に書いたんだ。

そいつとは、直接話したことなかったけど、気持ちは

わかってくれて友達になれた。彼はストレートだけど、とても優しく接してくれて嬉しかった。

両親には、大学の時にカミングアウトした。

その時に母親が

“自分の育て方が間違っていたのかしら…”

と言われてしまった時に思ったんだ。

カミングアウトは、

自分が楽になりたい!

と言う気持ちだけではダメじゃないかとね。告白された方の気持ちも考え無ければ、ただの自己満足になってしまうと言うこと。その後、母とは自分の気持ちをきちんと伝えてわかってもらえた。

まずは自分が相手と真剣に向き合う事が大切だと思った。そおすれば、必ず気持ちは通じると思います。

ゲイである事が1つの個性だと言える時代になった事は、今まで積極的に活動してきた人達のおかげで、とても嬉しい事です。

自分は特に積極的に活動はしていなかったけど、自然に振る舞う事が自分自信が出来るカミングアウトだったと思う。

そんな自分を、受け入れてくれた人達に出会えた事に感謝してます。