OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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Haruka Ichige

市毛 晴佳

27歳
団体職員
東京都出身
レズビアン

#002 2015年8月撮影

「私はレズビアンです。女性として、女性が好きです。」

この言葉を口に出して伝えることは、私にとってはちょっと勇気が必要です。カミングアウトする機会が増えた今でも、「レズビアンだと言ったら、変だと思われるかも?傷つく言葉が返ってきたらいやだな」と思い、緊張感や恐さで胸が苦しくなることがあります。ですが、私はできるだけ自分のセクシュアリティを隠したくありません。

私が、女性として女性を愛し、女性に愛されたいと願うこと。それは自然なことです。これからも自分のペースでカミングアウトしていきたいと思っています。自分を偽ることなく、レズビアンであることを伝えたい。それは、私が本当の自分を生きることであり、本当の自分を愛することだからです。それがより幸せに生きることだと思うからです。

完全にオープンであることは勇気がいることですが、ポジティブに行動し続ければ、状況も自分自身も、それに比例するように良くなっていくと信じています。

自分のセクシュアリティを受け入れ、徐々にオープンにし始めたのは約3年前。その間に、前向きに生きる当事者の先輩や仲間と出会い、少しずつカミングアウトするようになりました。そして、これまでカミングアウトした中で、ネガティブな反応をする人は1人もいませんでした。今、前向きに自分のセクシュアリティと向き合えているのは、当事者である先輩や仲間、そして私を受け入れ理解しようとしてくれた人たちの存在があったからです。本当に感謝しています。また、勇気を持って前に進んできた私自身にも「ありがとう」と言いたいと思います。