OUT IN JAPAN

あなたの輝く姿が、つぎの誰かの勇気となる。
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Yuki Miyakawa

宮川 結妃

19歳
大学生
東京都出身
レズビアン

#002 2015年8月撮影

私にとってカミングアウトは、ひとと分かち合いながら、自分を発見することでした。誰かに打ち明けることは、自分自身に対して打ち明けることにも繋がったのです。もちろんこれは、私を否定せず、受け止めてくれた家族や友達がいてくれたからに他なりません。彼らには心から感謝しています。私がカミングアウトによって、周りの人と強い絆を結べたり、自分を肯定することが出来たのは、環境や、支えてくれる人たちとの出会いによる、幸運でしかないのだという思いでいます。

まだ、私たちを取り巻く環境のなかでは、カミングアウトが絶対的にプラスな結果をもたらしてくれると断言できません。だから、カミングアウトには勇気が要るし、怖い。私もとても怖かったですし、今も少しだけ怖いです。案外、打ち明けてみるとすんなり分かってくれる人は多かったのですが、なんとなく不安はあるので、踏み切れない人の気持ちもよく分かります。

でも、やっぱり私は、あなたにカミングアウトを薦めたくなってしまいます。

嘘をついて、隠し事をして生きるのは苦しい。隠さず、自然体でいる自分を、大切な人たちに見てほしい、受け入れてもらいたい、という願望は、あなたのなかにあるはずだから。

カミングアウトが、人生の旅を支えてくれる大きな力になることがあります。私が私のままでいていいのだという強い確信、私が私として愛する人を愛していいのだという喜びが、必ず歩みを強くしてくれます。あなたに勇気があるならば、きっとカミングアウトはあなたに新しい素敵な世界をもたらしてくれます。その恐怖も不安も希望も、私は応援しています。