Kazuya Sakae
榮 一也
31歳 |
ダンスインストラクター |
鹿児島県出身 |
ゲイ |
#002 2015年8月撮影
私にとってのカミングアウトとは、自分を愛し人を愛する為の、
バランスを保つ手段です。
自分から周りの人にカミングアウトし始めたのは、ダンスの専門学校に行き始めてから。
今までLGBTの存在を社会で少しずつでも広げてくれた方々のおかげで、
また、ダンス関係者には理解者がとても多く、
今ではストレートの友人、ダンスで繋がっている方々、ほとんどの人がゲイである事を認めてくれています。
それなりに幸せに生きています。
ただ、今だに家族は知りません。
言わざるを得ない状況やタイミングが来れば言いますが、わざわざ言う必要はないのかなと。
相手の状況や、現状自分との関係によっても許容範囲が変わってくると思いますし、
自分が楽になりたいからといって自分本意にならず、タイミングが大事だと思います。
知っている人もいれば、知らない人もいる。
無理せず心と身体がバランスを保ちキープできるところ、気持ち良く呼吸ができるところ
にいる事が大切だと思います。
タイミングがくれば、うまくキャッチして愛と勇気を持ってカミングアウトすればいい。
自分を愛し人を愛する為に、少しずつ自分のペースで。
小さく声をあげたこの言葉が、次の共感者への助けになる事を心から願います!