カミングアウトというテーマで思い出したのが、某雑誌に掲載されていた『人が死ぬ前に後悔する10のこと』なる記事です。

それは、これまで多くの患者を看取ってきた看護師が、患者たちの”人生で最も後悔したこと”をランキング化したもので、その第1位は『もっと人の目を気にせず生きるべきだった』だそうです。

その他にも『もっと自分らしく生きれば良かった』『もっと自分の幸せを追求するべきだった』という回答もランクインしています。

セクシャリティに悩み暗黒の青春時代を過ごした僕にとって、この言葉がグサリと突き刺さり、いまでは良き教訓として心に留めています。

私たちLGBTは、自身のセクシャリティを肯定すること、他人へのカミングアウトを繰り返し行っており、これは一生付いて回ります。

「ノンケだったらこんなことで悩まないのに！！」なんて時々思いますが、ポジティブ思考な僕は、それらを乗り越えたLGBTは死ぬ間際の人生幸福度がかなり高いのでは？なんて思っています。

使い古された言葉ですが、”ありのまま”の自分を愛せた人こそが人生を謳歌できると思っています。他人の目は気にせず、自分に正直に。

そして、心から信頼できる人にはカミングアウトしてみて下さい。もし理解されなくても、人生の後悔が一つ減るだけだから。